もうずいぶん前の話だけど、精神科でカウンセリングを受けていた時期がありました。
ASDの検査を受けて診断されたときに、医者から「カウンセリングも受けてみますか?」と言われたので、ものは試しと思い「受けます」と答えたのがきっかけです。
病院には月1くらいのペースで通院をし、その度にカウンセリングを受けるようになりました。
カウンセリングの先生は臨床心理の人で、WAIS検査を担当した人でした。
この人自体は穏やかな感じの良い人でしたが、肝心のカウンセリングの内容は、はっきり言って効果があるのかないのかわからないものでした。
カウンセリングは、当時務めていた会社での感じているストレスやその対処に関することを話していくという感じです。
簡単にいえば、お悩み相談のような感じです。
話を聞いてくれるのは嬉しいのですが、正直なところ「これ、効果あるの?」みたいな感想です。
わざわざ病院に行ってやることだとは思えなかったし、カウンセリングの先生も冷静で穏やかな感じだったけど、どこか距離をとっているというか、あまり発達障害のことに触れない感じで、私が先生に愚痴を聞いてもらうという形になっていました。
もうちょっとこう具体的な対策とか、ASD特有の悩みのことを話したかったけど、あんまりそんな話はなく、毎回会社の同僚や上司の話を先生に聞いてもらう感じになっていました。
カウンセリングは1時間やるので、けっこう時間を埋めるのがきつかったです。
で、カウンセリングが終わると主治医の診察なのですが、これは5分くらいで終わりです。
精神科の先生なので忙しいのかもしれませんが、あまりにもあっさりしているので「もしかして、手を抜いているのでは?」と疑ってしまいたくなります。
ASDの検査や診断にはそれなりに時間をかけて診てくれたのですが、診断後のカウンセリングと診察は適当にやっているとしか思えません。
これが、医師やカウンセラー個人の問題なのか、病院の問題なのか、もしかすると精神医学の問題なのか、素人の私にはわかりませんが、いずれにしても効果を実感しにくいことは確かです。
結局、私はカウンセリングは1年半でやめてしまい、別の病院に転院することになったのですが、今でも精神科のカウンセリングは超適当だと思っています。
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